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ブランドを作るためには色々な方法があり、その企業の切り方やターゲットなどによっても方法が異なってきます。顧客に正しい商品のイメージを持っていただくには、そこまでの過程が大切になるのです。ここではブランドを作るためのポイントを4つご紹介します。
1)ターゲットを絞る
幅広いターゲットを狙う方法もあるのですが、最初から幅広く狙ってもなかなか良い結果には繋がりません。そこでターゲットを狭く絞り、そのターゲットの間で有名になることによってブランディングを作り上げていくことができます。
このターゲットというのは、性別や年齢だけではなく性格や趣味などといったところまで細かく設定しておくと見ている人にとってもどのような人が使うべきなのかを判断することができるのです。
例えば車のメーカーマツダはトヨタや日産と対抗するために、大衆受けではなく本当に車が好きな人だけに買ってもらうような戦略を立てました。このため車にこだわりたいと言った方にはマツダが良いと言うブランドが出来上がったのです。
2)ブランド力を高めるデザインを作る
ブランド力を高めるためにはデザインを考える必要があります。例えばApple社であればりんごのマークを見るだけですぐにmacのパソコンや iPhoneを連想するのではないでしょうか。Apple社とは反対に、伝えたいことがが整理されず、色々な要素を盛り込み過ぎてごちゃごちゃと絵や字を書いてしまい、結局何を顧客に伝えたいのか分からなくなってしまっているデザインもあります。
また商品のデザインだけではなくロゴ、またウェブサイトやパンフレットなどでも情報がありすぎて、結局何の商品なのかも分からないようなものもあります。上記でターゲットを絞っているので、そのターゲットのニーズに合わせて、すぐにその商品の特徴がわかるようなデザインを使うことが大切です。
スターバックスやApple社などデザインだけで取り扱っている商品が何か分かるようになれば、商品の名前や紹介を詳しく書く必要がなくなります。
3)自社のメリットを把握する
ブランドを作るためには、競合他社と対抗するために自社の製品がどのような点が優れているのか、また自社の製品を使うこと何ができるか把握し、その内容を相手に伝える必要があります。商品名や会社名だけを聞いてこの内容が伝わるようになれば、 価格の差が全てではなくなるのです。またメリットが顧客に伝わることによりリピート客も増えていくことでしょう。
営業でも自社のメリットを伝えることができないと契約へとつながることはできません。また顧客がメリットを理解しないと購入へとつながることはありません。
4)メリットを証明するための根拠が必要
自社のメリットを紹介することで顧客が購入を検討したとしても、購入に至らなかったということはこのメリットの対しての根拠が足りなかったということもあります。自社のホームページや広告などにメリットの根拠となる数値などを示すことができれば顧客の信頼へとつながります。
実際にその商品を使った人の声や、商品を作る時の過程を紹介するなど紹介することも大切です。色々な情報を見ながら顧客はその商品に対するイメージをインプットしていきます。例えば無添加の食品を販売する場合、 製造元や製造過程などを紹介することによって顧客がよりイメージしやすいのです。
ブランドを作るためには、ターゲットを絞りそのターゲットに対してメリットを紹介することが大切です。またこのメリットをより具体化するための根拠や、イメージがわきやすいようなデザインも必要となってきます。
ターゲットになる顧客の気持ちを考え、どのようなニーズがあるのかがあるのかを把握し顧客の立場で紹介文を考える必要があります。